イメル創薬株式会社は、京都府立医科学大学・五條理志教授等が発見した細胞のミトコンドリアDNA(”mtDNA”)置換技術を基に、画期的な細胞治療薬の開発を行うために日本に設立された会社です。現在ミトコンドリアDNA置換自家免疫細胞製剤の開発を行っております。遺伝や老化に伴うmtDNAの変異を有する患者さんの免疫細胞のmtDNAをドナーの野生型mtDNAに置換した細胞を投与することで、がんやその他の疾患に効果のある治療薬の製品化を目指しております。
Imel Therapeutics is a start up company developing mitochondrial DNA replaced autologous immune cells (“MirC immune Cells”) as a proprietary therapeutic modality to treat diseases with significant unmet medical needs. MirC was discovered by Prof. Satoshi Gojo and his colleagues at Kyoto Prefectural University of Medicine.
事業に関連する論文情報 – Papers information related to Imel’s project
Generation of somatic mitochondrial DNA-replaced cells for mitochondrial dysfunction treatment.
Hideki Maeda, Daisuke Kami, Ryotaro Maeda, Akira Shikuma, Satoshi Gojo
Sci Rep. 2021 May 25;11(1):10897.
From Cell Entry to Engraftment of Exogenous Mitochondria.
Daisuke Kami, Satoshi Gojo
Int J Mol Sci. 2020 Jul 15;21(14):4995.
High throughput single cell analysis of mitochondrial heteroplasmy in mitochondrial diseases.
Ryotaro Maeda, Daisuke Kami, Hideki Maeda, Akira Shikuma, Satoshi Gojo
Sci Rep. 2020 Jul 2;10(1):10821.
TAT-dextran-mediated mitochondrial transfer enhances recovery from models of reperfusion injury in cultured cardiomyocytes.
Hideki Maeda, Daisuke Kami, Ryotaro Maeda, Yuki Murata, Jun-ichiro Jo, Tomoya Kitani, Yasuhiko Tabata, Satoaki Matoba, Satoshi Gojo J Cell Mol Med. 2020 May;24(9):5007-5020.
Internalization of isolated functional mitochondria: involvement of macropinocytosis.
Tomoya Kitani, Daisuke Kami, Satoaki Matoba, Satoshi Gojo
J Cell Mol Med. 2014 Aug;18(8):1694-703.
メンバー – Member
チーフ・メディカル・オフィサー – Chief Medical Officer
玉田 寛 – Hiroshi Tamada
アカデミアにおける診療・基礎研究、製薬業界での臨床開発・マーケティング・メディカルアフェアーズ・事業開発を含む約30年以上の経験を有する。前職Luzsana Biotechnologyでは米国・欧州における臨床開発の責任者を務めた。18年間に渡って在籍したPfier, Merck, Bristol Myers Squibbでは臨床開発・マーケティング・メディカルアフェアーズ・事業開発に日本・アジア太平洋地域・米国で従事した。自治医科大学医学部医学科卒業。博士(医学)、経営管理修士、公衆衛生学修士。日本内科学会認定医。
チーフ・プロジェクト・オフィサー – Chief Project Officer
神谷 勇輝 – Yuki Kamiya
製薬企業において臨床開発、プロジェクトマネジメント、ライセンシングを含む15年以上の事業経験を有する。前職のEAファーマでは消化器領域を中心とした自社開発プロジェクトの運営管理、バイオベンチャーからの導入案件の探索・評価、およびベンチャーキャピタルと協働するビジネスモデルの構築に携わった。京都大学大学院薬学研究科卒業、University of Massachusetts LowellにてMBA在学中。2023年および2024年にHealth 2.0 ConferenceにてOutstanding Leadership AwardおよびVisionaries Award受賞。
代表取締役 – Representative Director
稲葉 太郎 – Taro Inaba
2014年、Remiges Ventures, Inc.を創業。創薬分野における20年のベンチャー投資経験を含む、合計30年間の事業経験を有する。現在同社が運用するベンチャー投資ファンドにおいて、北米・欧州等においてSeries Aラウンドのリード投資家として機能するとともに、日本のアカデミア発の創薬ベンチャーをベンチャーキャピタル(VC)主導で立ち上げ、早期ステージの経営を担っている。前職三井物産および同社VC子会社Mitsui & Co. Global Investment, Inc.(MGI)においては投資案件の発掘・交渉・精査等を手掛け、社外取締役としてハンズオン支援を行い優れた実績を上げた。MGIでは、創薬分野のチーム・投資体制を構築し、2008年から2009年にかけて同社のPresident & CEOを勤めた。京都大学工学部高分子化学科卒業、European University MBA取得。
取締役 – Director
野々村 和彦 – Kazuhiko Nonomura
複数の製薬企業およびバイオベンチャーにおいて創薬、ライセンシングを含む合計20年の事業経験を有する。創薬分野では主に生化学担当者としてがん、循環器領域をはじめとした種々の領域でのプロジェクトの推進、運営に携わった。前職日本ベーリンガーインゲルハイムでは主に遺伝子治療、再生医療、希少疾患といったアンメットニーズの高い領域におけるアカデミア、バイオベンチャーからの案件の探索・評価を担当した。京都大学大学院農学研究科修了。名古屋市立大学医学研究科において医学博士を取得。
チーフ・オペレーティング・オフィサー – Chief Operating Officer
松本 京子 – Kyoko Matsumoto
製薬業界での創薬研究、特許事務所での特許実務、TLOでの技術移転業務を含む、18年以上の職務経験を有する。前職の東北テクノアーチでは、主に創薬などのライフサイエンス案件シーズの評価、特許出願、ライセンス契約交渉などの業務に携わった。東北大学大学院薬学研究科修了。グロービス経営大学院にてMBA取得。
会社概要 – Company Profile
イメル創薬株式会社
Imel Therapeutics, KK
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町3-2-1 日本橋室町三井タワー7階 GLOBAL LIFESCIENCE HUB
GLOBAL LIFESCIENCE HUB, 7F Nihonbashi Muromachi Mitsui Tower, 3-2-1 Nihonbashi Muromachi, Chuo-ku, Tokyo 103-0022
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